2009年11月26日(木)「しんぶん赤旗」
外環道反対 都議に訴え
「不安・疑問が山積み」
東京
「1メートル1億円」もかかり、環境破壊も強く懸念されている東京外郭環状道路について、中止を求めている「私たちの『地域課題検討会』報告会実行委員会」は、東京都練馬区大泉で反対のアピール行動をしました。
この行動には25人が参加。外環道の建設推進を求める自民、公明、民主の都議でつくる、「外環道建設促進議員連盟」約35人が同区の外環道オープンハウス(国交省が外環沿線7区市に設置した、外環道を推進するための出張説明会場)を視察することに合わせて行われたものです。
「議員なら現場に足を運べ」「住民の不安、疑問は山積みのまま」などと書かれたプラスターを掲げ、同委員会のメンバーは乗りつけたバスから降りる都議らに訴えました。
練馬区上石神井在住のイラストレーターは、バスから降りて私たちの横をさっと通り過ぎていっただけの議員に、「住民の声をちゃんと聞くべきだ。建設予定地に住む人でも、外環問題を知らない人がたくさんいるので、これからも粘り強くアピールしていきたい」と話しました。
「市民による外環道路問題連絡会・三鷹」の豊田詠史代表委員は、「計画中止を訴えている人間がいることを知ってもらい、改めて問題意識をもってもらう良い機会になったと思う。意見をたたかわせ、議論しながら一緒に考えていけたらと思う」と抱負を語りました。