2009年11月29日(日)「しんぶん赤旗」
「薬害イレッサ」署名10万人めざす
訴訟支援者が総会
肺がん治療薬「イレッサ」を投与されて重い間質性肺炎になって死亡した遺族らが国と製薬会社「アストラゼネカ」を相手に損害賠償を求めた「薬害イレッサ訴訟」を支援する東京支援連絡会の第4回総会が28日、東京都内で開かれました。
民間テレビ局が制作した「薬害イレッサ」についてのビデオを上映。原告本人尋問が終了した1年間の活動を総括し、最終弁論・結審、判決が予定される2010年を勝利の年とするため、支援の輪を一回り、ふた回り広げ、早期解決を求める10万人署名の達成などの活動方針を確認しました。
また、全面解決を図るために、国と企業に対して(1)責任を認めて謝罪すること(2)正当な償いを行うこと(3)抗がん剤副作用死救済制度を創設すること(4)薬害の再発防止に向けた検証を実施すること―を求めていくことを決めました。
総会に先立ち、原告の近澤昭雄さんら参加者はJR池袋駅前で、署名・宣伝に取り組みました。
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