2009年12月1日(火)「しんぶん赤旗」
労働基本権
回復へ一歩一歩
原口総務相 山下議員に答弁
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日本共産党の山下芳生議員は11月27日、参院総務委員会で公務員の労働基本権について質問しました。
原口一博総務相が消防職員の団結権のあり方を検討するよう指示したことについて、山下氏が「団結権を付与する方向なのか」と質問。同相は「おっしゃるとおりです」と認めました。
政府は10日の「国家公務員制度改革に関する質問主意書」に対する答弁で「公務員制度改革の中で、公務員の労働基本権を回復し、民間と同様、労使交渉によって給与を決定する仕組みを含め、その具体的な内容については、今後さらに検討を進めてまいりたい」と述べています。
山下氏は、公務員に対し労働協約締結権、争議権をふくめた労働三権の保障を検討するのかただしました。
原口総務相は「公共サービスの質を確保するためにも、労働基本権の回復は労働協約締結権に限らない。公務員制度改革でも積極的に俎上(そじょう)に載せ、前進させていく課題だ」「一歩一歩進めていきたい」と述べました。