2009年12月9日(水)「しんぶん赤旗」
3小児病院つぶすな
民主党に「裏切るな」の声も
都庁前デモ
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「都立小児病院を存続させよう」「民主党は廃止容認を再検討せよ」。8日、東京都が来年春に廃止を計画している都立3小児病院(清瀬小児、八王子小児、梅ケ丘)の存続を求める家族や都民ら700人のデモ行進の声が都庁周辺に響き渡りました。
「民主党は都民の願い裏切らないで」「子どもたちの命のよりどころをなくすな」などの横断幕、プラカード。民主党が小児病院の廃止容認に転じたことに、怒りの声が上がりました。
デモには都教組、新婦人都本部、東京自治労連、東京保険医協会、東京土建の支部、自由法曹団東京支部などののぼりがはためき、通行人から声援が送られました。
参加した女性(39)は「娘が生まれたとき、八王子小児病院で命を救われました。民主党に期待していたのに腹が立つ」と語り、赤ちゃんを抱いて偶然通りかかった母親(36)は「この子は腎臓病で清瀬小児病院に通院中。存続してもらいたい」と話しました。
デモに先立つ新宿駅前の街頭宣伝では、東京の保健・衛生・医療の充実を求める連絡会などでつくる実行委員会、小児病院を守る会の代表らが訴え。日本共産党の大山とも子都議もあいさつし、田村智子参院比例予定候補がデモに参加しました。
同日の都議会本会議では日本共産党の、たぞえ民夫都議が代表質問で都立小児病院の存続を強く求めました。