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2009年12月16日(水)「しんぶん赤旗」

普天間基地 無条件撤去こそ唯一の解決法

志位氏会見


 日本共産党の志位和夫委員長は15日、都内での会見で、米軍・普天間基地問題をめぐって同日決められた政府の新方針について記者団から問われ、つぎのように答えました。

 一、(政府の方針は)結局、新たな「移設先」を探すということだが、そういうやり方では解決しない。沖縄県内はもとより県外もふくめて、どこであれ、普天間基地の苦しみを別に移すことになる。どこに移しても苦しみは同じだ。そういうやり方では解決しないことは、1996年にSACO(沖縄に関する日米特別行動委員会)合意で基地の「たらい回し」の方針を決めて以来、13年間、基地が動かなかったという事実が証明している。そういう「移設先探し」というやり方は、破たんしたやり方だ。

 一、もう一点、(政府の方針は)辺野古への新基地建設については白紙にしたわけではない。環境調査などもすすめるとしている。絶対に新基地建設反対のたたかいの手を緩めるわけにはいかない。

 一、私が、14日の鳩山首相との党首会談でも強調したように、一見遠回りのようにみえても、実は一番現実的な解決策、一番の近道は「移設条件なしの返還」=普天間基地の無条件撤去を求めるということで、腹を固めて、米側と交渉することだ。これが唯一の解決方法だということを、重ねていいたい。



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