2009年12月24日(木)「しんぶん赤旗」
資生堂に女性怒る
東京で座り込み「派遣切り許せぬ」
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クリスマス直前の買い物客でにぎわう銀座に、派遣切りとたたかう全労連・全国一般アンフィニ分会の組合員と支援者ら100人が集まり、沿道からも「頑張って」と声がかかりました。
高級口紅のラインリーダーだった池田和代分会長(53)は、「資生堂は『一瞬も一生も美しく』と宣伝しているのに、私たちを一瞬で切り捨て、一生苦しめている。現場復帰できるまでたたかいます」と決意表明しました。
資生堂で3年7カ月働いていた女性組合員(38)は、5歳の子どもと一緒に参加。「プレゼントに絵本を買ってあげたかったのにできません。私たちの権利を返してください」と訴えました。
柴田真佐子全労連副議長は「女性の化粧品メーカーとして世界的に有名な資生堂が、女性を使い捨てにするのは許せません」と述べました。
大木寿全労連・全国一般委員長は、「資生堂は今年3月期で純利益194億円を計上、株主配当は201億円にのぼる。雇用を守る社会的責任を果たすべきだ」と強調しました。
組合員らは、資生堂に職場復帰を要請。パーラー店長が応対し、「社長に伝える」と答えました。
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