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2009年12月29日(火)「しんぶん赤旗」

人の使い捨てなくせ

厚労省前で労働者訴え


 労働者派遣法の改正案が答申された28日、厚生労働省前で抜本改正を訴えました。全労連など幅広い労働組合などでつくる「労働者派遣法の抜本改正をめざす共同行動」の主催で、約200人が参加しました。

 三菱ふそうに4年派遣され、昨年末に解雇された男性(37)は、「家族も家も持てない。普通の生活を手に入れるためにも抜本改正が必要だ」と訴え。日産自動車の専門業務偽装や資生堂の偽装請負などとたたかう女性らは、「人をモノ扱いし、使い捨てる派遣法は許せない。抜本改正していこう」と発言。

 倉庫作業に13年も派遣され、昨夏に解雇された男性(36)は、「労働者を保護する法に変えないと、私のようにあっさりと切られる人が後を絶たない」とのべました。

 全労連の根本隆副議長は「派遣の実態は一刻も放置できない。大企業の横暴を許さず、責任を果たさせていこう」と訴え。「派遣先企業の責任強化を」(全労協の藤崎良三議長)、「希望をもって働き、生き続けられる法改正に向け、力をあわせよう」(全国ユニオンの鴨桃代会長)とあいついで訴えました。



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