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2010年1月8日(金)「しんぶん赤旗」

民主が国会法改定提起

「権能低下」 共産党は反対


 与野党国対委員長会談では、民主党が国会法改定問題で、昨年12月に与党3党で合意した法案「骨子」を示し、「議会制度協議会に諮りたい」と提案。穀田氏は、「国会の権能を低下させるものであり反対だ。議会制度協議会でも一度も提起されたことがない問題を数を頼んでやってしまおうという意図がみえるもので、(「骨子」を)受け取るわけにはいかない」と批判しました。

 この問題については、衆院議院運営委員会理事会でも与党側から議会制度協議会で議論してもらいたいと提起され、日本共産党の佐々木憲昭議員は「協議会では各党が白紙から話し合うのが筋であり、与党3党だけで決めて全体に押し付けるやり方は間違っている」と強調しました。

 中身について佐々木氏は、「骨子」では、「『政府特別補佐人』から内閣法制局長官を除く」としているが、小沢幹事長が年来主張してきた海外派兵を拡大するため、解釈改憲の障害となっている法制局長官の答弁を排除したいという意図がみえみえだと指摘。「官僚の答弁禁止」は、国会の行政監視機能を大幅に低下させるものだと批判しました。

 自民党理事は、民主党の国会法改定の提起にたいして「いきなり理事会に出してくるやり方には違和感がある」と指摘。「国会の土台づくりにかかわる問題であり、正式の舞台で議論すべきもので、全会一致が前提だ」と表明しました。



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