2010年1月16日(土)「しんぶん赤旗」
土地購入ゼネコン資金疑惑
小沢氏は説明を
志位氏指摘
日本共産党の志位和夫委員長は15日、静岡県熱海市の党大会会場で、民主党・小沢一郎幹事長の土地購入疑惑について、記者団に問われ、「政治資金規正法違反だという法律上の問題に加えて、4億円の土地購入資金の原資がなにかという問題が大きな争点になってきている」とのべ、原資の一部にゼネコンマネーが使われたのではないかとの深刻な疑惑に小沢氏は答えるべきだと表明しました。
志位氏は「原資については(ゼネコンの)鹿島が捜査対象になっているが、その下請けの水谷建設から5000万円が2回、小沢氏側に流れていたことが『しんぶん赤旗』の取材で明らかになっている」と指摘。そのうえで、「4億円の原資の一部がゼネコンからのヤミ献金ではなかったのかという疑惑が深刻な形で問われている。それについて何の説明もしない、『国民は理解してくれる』『選挙で勝ったから』という居直り的発言は通らない。きちんと説明責任を果たすべきだ」とのべました。
また、民主党に対して、「こうした事態になりながら、鳩山首相の疑惑にも、小沢氏の疑惑にもなんの声もあがらないのは異常としか言いようがない。党として自浄能力を発揮して、国民に真相を明らかにする責任がある。それができないなら、党として金権疑惑を共有することになる」と指摘しました。