2010年1月20日(水)「しんぶん赤旗」
鳩山・小沢両氏の疑惑
国会で全容解明必要
企業・団体献金禁止求める
衆院本会議で佐々木議員が追及
日本共産党の佐々木憲昭議員は19日、衆院本会議の代表質問に立ち、鳩山由紀夫首相と小沢一郎・民主党幹事長にかかわる「政治とカネ」疑惑の全容解明を強く求めました。(質問全文)
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鳩山首相の偽装献金問題では、首相の母親からの12億円を含む15億8000万円のうち、虚偽記載に充てた4億円以外の11億8000万円が使途不明だとして「使途を明らかにせよ」と迫りました。
鳩山首相は「基本的に不正な支出はない」と繰り返し、使途公表を拒否しました。
一方、小沢幹事長の資金管理団体「陸山会」の土地購入疑惑では、「問題の核心は、4億円の土地購入資金がどこからでたのかということだ。原資の一部がゼネコンからのヤミ献金だったのではないか。国民の税金が還流しているのではないか。これらの問題が問われている」と追及。首相が「小沢氏を法令違反はないと信じる」としている根拠をただしました。
鳩山首相は「潔白を信じるのが同志としての基本」などと述べるだけで、まったく根拠を示せませんでした。
さらに佐々木氏は、小沢氏側が、西松建設から献金を受け胆沢ダム受注に「天の声」をだしたという疑惑、新生党と自由党を解党したさいの残金の処理についての疑惑(政党助成金を含む)を指摘しました。
佐々木氏は、この問題の根っこには、田中金脈、金丸金脈に代表される自民党政治があることを指摘した上で、民主党も掲げる企業・団体献金禁止を求めました。鳩山首相は「法改正について民主党として検討しているところだ」と述べました。
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