2010年1月21日(木)「しんぶん赤旗」
暮らし危機打開へ共同
共産党議員団 労組・団体と懇談
日本共産党国会議員団は20日、国会内で労組・民主団体との懇談会を開きました。28団体の代表が出席。議員団から穀田恵二国対委員長はじめ衆参合わせて13人が参加しました。
あいさつした穀田氏は「暮らしと営業の危機を打開する上でも、社会保障削減の傷跡を修復していく上でも、みなさんから国民の実態とご意見、ご要望をよくお聞きして国会論戦に生かしていきたい」と話しました。
各団体の代表からは、雇用情勢をめぐり、「昨年の労働相談は50%も増えた。内容も深刻だ」と実態が出されました。失業給付を受けられる人が少ない上に「非正規の人は給付を受けても生活保護水準を下回っている」と、雇用保険の抜本的拡充を求める声も相次ぎました。
労働者派遣法改正では、政府の審議会答申には抜け穴があるとし、「製造業派遣の原則禁止」なども「実効性ある改正に向け、頑張ってほしい」との要望が出されました。
後期高齢者医療制度について「廃止署名がどんどん寄せられている」との報告があり、保険料の引き上げや短期保険証の発行など制度延命による実害を知らせていく必要があるとの指摘がありました。
また米軍基地問題では、「今年は安保廃棄の展望を開く年にしたい」「普天間基地は無条件撤去が当たり前という議論を大いに起こしてほしい」との意見が出されました。