2010年1月22日(金)「しんぶん赤旗」
神奈川県後期医療広域連合
保険料引き下げ提案へ
神奈川県後期高齢者医療広域連合が2010年度から保険料を引き下げる条例改正を提案することが21日までに分かりました。
同連合議会の関美恵子=日本共産党横浜市議=、市古映美=同川崎市議=両議員に明らかにされたもので、26日開催予定の臨時会で10年度、11年度の保険料改定の条例改正が決定する見通しです。市古議員が議案への質問や討論を行います。
引き下げ額は均等割(年額)600円、所得割率0・03%とし、1人当たりの平均保険料は166円下がると試算しています。
同連合議会は被保険者数を過大に見込み、08年度と09年度の保険料剰余金が約98億円見込まれています。10年度、11年度の被保険者数も過大見込みとなる恐れがあります。関議員は「保険料の引き下げは高齢者の制度に対する怒りの反映です。神奈川の保険料は平均で最も高くもっと下げるべきですが、後期高齢者医療制度そのものを即時廃止すべきです」と話しています。