2010年2月12日(金)「しんぶん赤旗」
農業の再生へ 共同さらに
北海道十勝地方でつどい
町長・農協組合長ら参加
北海道十勝管内音更(おとふけ)町で11日、日本共産党十勝地区委員会主催の第15回「食と農のつどい」が開かれました。
日本共産党農林・漁民局長の紙智子参院議員と、農民運動全国連合会(農民連)常任委員で新聞「農民」編集長の赤間守氏が、「世界と日本、十勝の農業 『戸別所得補償』を考える」をテーマに報告しました。
十勝管内の農業者や農協、自治体職員ら250人が参加。寺山憲二音更町長、高橋正夫本別(ほんべつ)町長はじめ副町長、農協組合長らも多数参加しました。参加者は紙議員の国会報告に熱心に耳を傾けました。
紙議員は、帯広市と十勝管内を選挙区とする民主党の石川知裕衆院議員が離党届をだしたことにふれ、「国会でも解明を進めなければいけない」と強調。農業再生については「歯止めのない輸入自由化をやめさせることが必要。党派を超えた共同、地域ぐるみの共同を進めましょう」と訴えました。
赤間氏は「戸別所得補償が畑作の多い十勝の農家にどう具体化されるかはこれからの問題。自由化拡大につながらないよう現場の声を上げることが必要です」と語りました。
畑作農家の男性(72)=幕別町=は「民主党の農業政策は期待外れ。自給率を上げるには畑の地力を高め、安心して生産できる具体的政策が必要です。共産党の農業再生プランは一貫していて信頼できます」と話していました。