2010年2月18日(木)「しんぶん赤旗」
畜産酪農経営の発展を
党国会議員団 農水相に申し入れ
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日本共産党国会議員団は17日、赤松広隆農水相に対し「畜産酪農経営を維持発展させる」申し入れをおこないました。郡司彰副大臣が同席しました。
紙智子党農林・漁民局長(参院議員)は、加工原料乳の生産者への補助金の引き上げと生産量の限度数量を205万トンまで増やすことを要求。赤松農水相は「要望を受け止めて、参考にしながら、適切に算定したい」と答えました。
紙議員が、生産者が病気などで事業を中断せざるを得ない場合に対応する、酪農ヘルパー事業が今年で終了するため、「事業継続と広域利用に対する支援など内容の拡充を」と求めたのにたいし、赤松農水相は「前向きに、継続の方向で検討したい」と述べました。
紙氏はまた、カレントアクセス(WTO=世界貿易機関=協定上の輸入)で輸入している乳製品を極力抑制するよう求めたのにたいし、赤松農水相は、「(乳製品を輸入している)関係者が配慮して、対応してもらえば」などと述べ、乳業メーカーが自主的に国産乳製品を購入するべきだとの考えを示しました。
申し入れには、紙議員のほか、高橋ちづ子、赤嶺政賢の両衆院議員、大門みきし参院議員が出席しました。