2010年2月22日(月)「しんぶん赤旗」
農協九条の会準備も
東北ブロック交流会開く
東北ブロック九条の会交流会が20日、仙台市で開かれ、6県から170人が参加し、活発な討論が繰り広げられました。
全国九条の会事務局の高田健氏が、密度の濃い交流を目的にブロック別交流会を開いたと説明。日常的な運動の重要性を説いた故加藤周一氏のことばに触れ、「これからの運動をつくる教訓を導き出す交流会にしよう」と呼びかけました。
各県からの報告があり、秋田県の「宗教者九条の和」は、年1回の講演会やアピール集会の開催、「あきた宗教者九条の和」新聞の発行などの活動を通して寺院や教会の主管者75人、信者31人の会員に広がっていると報告しました。
宮城県では、県内14ある農協に呼びかけた「農協九条の会」結成に向けた取り組みが報告されました。「太平洋戦争で農村は兵士の供給基地・食料基地として最大の犠牲者であった。農村でこそ9条を守る運動を発展させたい」と訴え、すでに12人の組合長経験者が呼びかけ人を引き受け、農作業の一段落する7月の結成を目指して活動しています。
四つに分かれた分散会では活動上のさまざまな悩みが出される一方、「看板・宣伝・署名の連動で効果を上げている」「若い講師を呼んで青年も参加しやすくしている」などの創意を凝らした経験が語られました。
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