2010年3月1日(月)「しんぶん赤旗」
日本共産党議員の国会質問
宮本議員
学童指導員に専門性
「後押ししていく」厚労相
日本共産党の宮本岳志議員は26日、衆院予算委分科会で、学童保育について質問しました。
宮本氏は、大阪市の全児童対策で実施されている学童保育としての「いきいきクラブ」では、専用室が確保できていない事例があると指摘。学童保育と全児童対策事業などとの「一体的」実施によって、学童保育がつぶされるとし、学童保育の質の向上に欠かせない「ガイドライン」を最低基準に引き上げることを検討することなどを強く求めました。
さらに宮本氏は、「ガイドライン」には学童保育指導員の活動として、安全の確保や情緒の安定を図る、家庭との日常的な連絡・情報交換、児童虐待の早期発見などがあるとし、指導員には専門性が求められていると指摘しました。
長妻昭厚生労働相は「(児童たちは)非常にデリケートな心を持っている時期でもあり専門的な知識も必要。厚生労働省としても、後押ししていきたい」と答弁。山井和則政務官も「専門性を持ってもらうには継続した雇用が望ましい。子どもにとっては重要な一時を過ごすオアシスであり、教師にも勝るとも劣らない専門性がこれからは必要」と答えました。