2010年3月5日(金)「しんぶん赤旗」
子育て支援 総合的に
紙議員、全地婦連と懇談
日本共産党の紙智子参院議員は4日、東京・渋谷区の全国地域婦人団体連絡協議会(全地婦連)を訪れ、3月11日に党が主催する経済懇談会「経済危機から国民のくらしをどう守るか」の案内をしながら、経済危機のもとでの女性の働き方や子育て支援の課題などについて夏目智子事務局長となごやかに懇談しました。
夏目氏は、「子どもは生まれる環境を選べません。教育の機会を均等に与えるのは社会の責任であり、できることをやりましょうと取り組んでいます」とのべました。また、貧困の広がりや働く女性の多くが非正規雇用である現状の解決は大きな課題だと指摘し、「同一労働同一賃金をできるだけ早く実現しなければいけません」と語りました。
紙氏は、「貧困と格差の拡大を解決しなければ、だれもが幸せな社会になりません」と応じ、ヨーロッパでは家族全体を支援する視点で政策が展開され、企業も応分の負担をしていると強調しました。子育て支援は、保育所を建設して待機児童を解消するなど総合的に進める必要があると語りました。夏目氏は「それが必要です」と応じました。
懇談には、党から平兼悦子女性委員会事務局長と高瀬康正市民・住民運動・中小企業局次長が同席しました。
日青協にも
3日には、工藤充青年学生委員会事務局次長らが、日本青年団協議会を訪れ、渋谷隆事務局長と懇談しました。渋谷氏は、「青年団として『地域づくりフォーラム』(3月5日〜7日)を計画しています。派遣切りされた青年団員もいますが、中小企業や労働者のくらしを守ってこそ、地域も活性化します。青年団活動にとっても大事な問題なので、経済懇談会に参加します」と応じました。