2010年3月5日(金)「しんぶん赤旗」
朝鮮学校も無償に
超党派勉強会
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公立高校の授業料無償化などを中心にした高校無償化法案をめぐって、政府が朝鮮学校を除外することを検討している問題で4日、「高校無償化における朝鮮高校の取り扱いに関する勉強会」が衆院第1議員会館内で開催されました。
神奈川県朝鮮学園を支援する会と日朝学術教育交流協会が主催し、与野党の議員も参加しました。日本共産党からは、宮本岳志衆院議員が参加しました。
主催者を代表して同協会の西澤清副会長があいさつ。「子どもたちの未来をどうするかということで考えることが大事だ。日本の社会に死ぬまで住み続ける子どもたちということを共通の基盤で考えましょう」と呼びかけました。
会場からは、排除すべきではないという発言があいつぎました。チマ・チョゴリの制服を着て参加した東京朝鮮中高級学校の女子学生は「学校を支援してくれる人が思った以上に多くいることにうれしく思う。(政府は)ほかの学校と同じ対応をお願いします」と涙ながらに訴えました。
宮本議員は、日本は国際ルールから大きく立ち遅れていると指摘し、「特定の国の外国人学校を排除するということはあってはならないことだ」と強調しました。