2010年3月6日(土)「しんぶん赤旗」
政府米備蓄方式を転換
「棚上げ式」に 紙議員に首相が表明
参院予算委
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鳩山由紀夫首相は5日、参院予算委員会で、備蓄期間が終了した政府米を主食用販売を前提にする現行の「回転方式」から、飼料用など非主食用への販売を基本にする「棚上げ方式にいたします」と、転換を表明しました。日本共産党の紙智子議員への答弁。
紙氏は民主党がみずからの政策集に「米の備蓄方式を『棚上方式』に転換し、300万トン(国内産以外を含む)備蓄体制を確立」すると書いてあることを指摘。2月23日の衆院予算委員会で赤松広隆農水相が「備蓄後の放出は加工米、飼料米としておこないたい」と表明していることを取り上げ、「ぜひ実施すべきだ」と迫りました。
一方、備蓄量について赤松農水相は「300万トンも必要ない。100万トン程度で十分だ」と目標を下方修正しました。