2010年3月9日(火)「しんぶん赤旗」
津波被害
ワカメ養殖 復旧援助を
宮城・気仙沼 石巻 高橋議員が調査
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日本共産党の高橋ちづ子衆院議員とかとう幹夫参院宮城選挙区予定候補は8日、宮城県気仙沼市と石巻市を訪問し、チリ地震津波による被害状況を調査しました。
気仙沼市では、田中富治市議と秋山ゼンジロー市議予定候補とともに、ワカメの養殖を営む尾形亀雄氏と懇談。尾形氏は、被害状況の詳しい点については、加工に回してみなければわからないとしたうえで、「被害を受けた資材を復旧させるため、費用の援助をしてもらえれば、復旧は早い」と語りました。
県漁連では、三浦一敏、水沢冨士江の両石巻市議が同席し、船渡隆平専務理事らが応対しました。
船渡氏は、行政への緊急要望として(1)激甚災害の指定への働きかけ(2)散乱している養殖施設の回収のためのダイバーやクレーン船などの費用への援助(3)破棄する養殖施設の回収を行政で対応する(4)水産業災害資金への利子補給と融資枠の拡大―をあげました。
国に対して、被害額の算定基準が減価償却で算定するために、200万円する新しいカキいかだが半分しか算定されず、3年が過ぎればすべてゼロと評価される仕組みを改めてほしいと訴えました。
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