2010年3月15日(月)「しんぶん赤旗」

うばすて山医療なくせ

小池参院議員訴えに 「応援するよ」

東京・巣鴨

　日本共産党の小池晃参院議員・東京選挙区予定候補は１４日午後、東京都豊島区のＪＲ巣鴨駅頭で街頭演説をおこないました。この日はとげぬき地蔵の縁日で、ポカポカ陽気に誘われ、普段の数倍の人出。演説が始まると、「小池さんだ」と、たちまち数十人の人の輪ができました。

　「国民の一票で自公政治を終わりにしたが、いまの民主党の政治は期待と違うのではないかとの声が広がっている」と切り出した小池さん。社会保障の分野でとくに中途半端が目立つとして、「後期高齢者医療制度の廃止を先延ばしするどころか、政府の新しい制度の提案は、６５歳以上の人をみんな国保に入れて別勘定にするという。これは、７５歳以上のうばすて山への入山年齢を６５歳以上に引き下げるだけ。お年寄りを差別する制度はすぐやめ、医療費無料化を実現しよう｣と訴え､共感の拍手を受けました。

　新宿区から縁日にきた男性（７７）は、「いうことが立派だねえ」と足を止めました。「後期高齢者医療制度はすぐやめてほしい。消費税増税は絶対にだめというのもその通り。７万円そこそこで暮らしているからね」と。「高齢者の体のことを気遣っているのが伝わってくる。長らく選挙にいっていないが、今度の参院選は共産党と小池さんを応援するよ」と話していました。