2010年3月23日(火)「しんぶん赤旗」
後期医療の廃止・派遣法抜本改正
「願い実現 頑張る」
東京で集会
小池氏あいさつ
22日、東京都三鷹市の井の頭公園で「はたらくルール確立、後期高齢者医療制度は今すぐ廃止」三多摩大集会が開かれ、参加者2500人の唱和が響きました。
主催者あいさつした三多摩労連の菅原一茂議長は「後期医療制度は一日も早く撤廃。雇用は正規が当たり前(の原則)を企業に守らせる。この意義を全都、全国に広げ国会に反映させよう」と呼びかけました。
日本共産党の小池晃政策委員長・参院議員(東京選挙区予定候補)、清水ひで子都議が紹介され、小池氏は「後期医療制度廃止は先送り、派遣法改正は抜け穴。政権交代したが国民の期待と違うとの声が広がっている。憲法9条と25条を実現し、政治を前に動かすため頑張る」と力強くあいさつしました。
参加者が「後期制度を即刻廃止し、安心できる医療を届けたい。医療荒廃をストップし、誰でも必要な医療を受けられる運動を進めたい」(東京保険医協会の拝殿清名副会長)「労働者派遣法の抜本改正を公約していた民主党は政権についたとたん、まやかしの案を出した」(JMIUの三木陵一書記長)などと発言。「国民をごまかす政治はもう通用しません」との決議を採択し、デモ行進しました。
参加した国立市の女性(66)は「90歳で亡くなった母は以前、老人医療費が無料になって喜んでいました。一生懸命働いてきた高齢者は医療費をただにしてもいい。後期制度の廃止公約を先送りなんて許せない。年寄りを泣かせる社会はおかしい」と話していました。