2010年3月24日(水)「しんぶん赤旗」
小林議員 証人喚問を
関係者起訴で 穀田氏が見解
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日本共産党の穀田恵二国対委員長は23日、国会内で記者会見し、民主党の小林千代美衆院議員(北海道5区)の陣営関係者が政治資金規正法違反で起訴されたことについて見解を述べました。
穀田氏は、「2人が起訴されたことは極めて重大だ。小林氏がヤミ献金について『知らなかった』ではすまされない。『道義的責任を感じている』といっているが、そうであるなら、政治的・道義的責任をはっきりさせる場である国会にきて、証人喚問に応じ、国民に説明すべきだ」と指摘しました。
穀田氏はあわせて、「民主党は政党としての自浄能力が問われている」と指摘。鳩山由紀夫首相も「なんらかの対処が必要だ」といっていることをあげ、「証人喚問と国会招致の実現に党として積極的に努力すべきだ」と強調しました。
穀田氏は、自民党が小林氏の議員辞職勧告決議案の提出を検討していることについて、「物事には順番がある」と指摘。「企業・団体献金、ヤミ献金、さらには北教組による特定政党支持押し付けという民主主義に反する問題の真相と一連の事実を明らかにしてこそ、責任の所在が明らかになる。その中で、けじめを求めるのが筋だ」と述べました。