2010年3月24日(水)「しんぶん赤旗」
「支部が主役」とはどういうこと?
〈問い〉日本共産党の活動で「支部が主役」と言われていますが、どういうことでしょうか。(岐阜・一読者)
〈答え〉「支部が主役」とは、日本共産党の活動のあらゆる分野で、支部が自発性と創意性を生きいきと発揮して活動をすることです。政党が国民と結びつき、草の根から国民の力を組織して政治を変える力に発展・転化させていくことは、政党の一番の基本―「政党としての大道」にたった活動です。この活動を促進していくために、「支部が主役」を基本にしています。
支部は、全国各地の職場、地域、学園で多数者の支持をえることを長期的な目標として活動しています。日常的に活動している支部の存在は、他党と比べても、日本共産党の強みです。また「支部が主役」とは、組織の実態を表しています。
一つは、支部は、党員が日本共産党員として生活し、活動し、その一員という自覚をもつ党員のよりどころです。その意味でも、支部は党の「主役」です。
二つは、国民が日本共産党を見る場合も、「支部が主役」になっています。国民は、日本共産党の活動を評価するときに、国会活動や政策活動など全国的な活動の評価とあわせ、一番身近にいる党員や支部活動の姿を見て、「私のうちの地域の○○さんの活動をよく知っていますから、信用しています」などと評価し、信頼をよせています。
三つは、日本共産党は、3千人の地方議員とともに、草の根から住民の利益を守るかけがえのない役割を果たしています。これも、全国に2万2千の支部をもった、草の根の力を発揮する政党だからこその成果です。
こうした「支部が主役」の党活動は、党規約で明記されています。第40条の「職場、地域、学園で党を代表して活動する」「要求にこたえる政策および党勢拡大の目標と計画をたて、自覚的な活動にとりくむ」「支部員が条件と得手を生かして活動に参加するよう努力する」など六つの項目です。支部は、この立場で全国的な方針もふまえながら「政策と計画」に具体化し、週1回の支部会議を軸に、実践しています。(板)
〔2010・3・24(水)〕