2010年4月1日(木)「しんぶん赤旗」
民・自は抑止力論で共通
党首討論 穀田氏が指摘
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日本共産党の穀田恵二国対委員長は31日、記者団から同日行われた党首討論の感想を問われ、「鳩山由紀夫首相は、いま国民が政府に対して抱いている思いに答えてない」と厳しく指摘しました。
穀田氏は「政治とカネ」の問題について、鳩山首相をはじめ民主党議員の疑惑が大問題になっているにもかかわらず、「鳩山首相は他人事のような姿勢だ」と指摘。さらに「鳩山首相が(問題となっている自身の偽装献金疑惑について)書類を含めて使途を明らかにすると約束していたことについても、反故(ほご)にする態度を示したのにはあきれた」と話しました。
沖縄の米軍普天間基地問題については、「民主党と自民党は米軍の『抑止力』という共通の土台に立っていることがいっそう明らかになった。この点では、今日の沖縄県民の苦しみの解決という立場に到底立てないと実感した」と話しました。
その上で、「本当の意味で国民の立場で対決軸を打ち出していく日本共産党が党首討論に参加しないとだめだ」と述べました。