2010年4月6日(火)「しんぶん赤旗」

宝の木材 生かしたい

北海道旭川 紙議員ら調査・懇談


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(写真)木製品を前に浅井場長(右から2人目)らから説明を受ける紙参院議員(左から2人目)、はたやま氏(その右隣)、真下道議(右端)ら=5日、旭川市

 日本共産党の紙智子参院議員、はたやま和也参院北海道選挙区予定候補らは5日、旭川市にある地方独立行政法人・北海道立総合研究機構の森林研究本部林産試験場と、木材業のノムラを訪問し、懇談しました。

 林産試験場では浅井定美場長らから説明を受けました。浅井場長は「木材は将来の国民・道民の宝、積極的に生かしたいと思っている」と強調し、乾燥技術の向上や木製品の高付加価値化など建築用材の開発や、循環型社会に向けたバイオマス研究などの意義、そのなかで果たす試験場の役割を語りました。

 従業員100人規模のノムラでは、野村幸生代表取締役から、「原材料が手に入らなければ絵にかいたもちになる。カラマツがあるあるといいながら、不足感が出てきているのがわからない」と実際の国産木材の供給量に疑問が出されました。

 紙議員は「山奥へ行ったら伐採されていたとか、傷んでいたとかある。国にしっかり調査させる必要がある」と応じ、野村氏は「山は公共性がある。ほったらかしになっている所は、もう少し強制力を働かせ、国が管理するとか、多少そういう仕組みになったほうがよい」とのべ、作業道路などの基盤整備を含め30年、50年をみすえた林業への要望を語りました。

 懇談には、真下紀子道議、党旭川市議団が同行しました。





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