2010年4月16日(金)「しんぶん赤旗」
普天間問題
「移設先探し」完全に破たん
志位委員長「無条件撤去求めよ」
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日本共産党の志位和夫委員長は15日、国会内で記者会見し、沖縄県の米軍普天間基地問題について問われて、「鳩山政権は、自らの『移設先探し』が完全に破たんしたという事実の上に立って、米側に無条件撤去を求めるという路線に転換すべきだ」と表明しました。
志位氏は、鳩山政権の「移設先探し」は、完全に行き詰まっていると指摘。「沖縄県内のキャンプ・シュワブ陸上部にしても、ホワイトビーチ沖の埋め立てにしても、鹿児島の徳之島にしても、住民からごうごうたる非難がわき起こっている。名護市辺野古沖の『現行案』でも、きっぱりと反対する新市長が誕生している。地元の合意が絶対に得られないのは明りょうだ」とのべました。
志位氏は「沖縄県内はもとより日本国中どこをどう探しても『移設先』はない」「『移設先探し』はやればやるほど国民の怒りが広がるだけだ」と強調、「無条件撤去こそ日本国民の意思であり、これしか解決策はない。政府はアメリカにそのことをしっかりと言うべきだ」と主張しました。