2010年4月16日(金)「しんぶん赤旗」
野党4党
衆院議長に申し入れ
「国会改革」法案 協議会開催認めず
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日本共産党、自民党、公明党、みんなの党の野党4党の国対委員長は15日、国会内で横路孝弘衆院議長と面談し、与党の「国会改革」関連法案を議論するための議会制度協議会の開催には応じられないとの4野党の一致した立場を伝えました。同協議会開催は、民主党の山岡賢次国対委員長が13日に横路議長に求めていたものです。
席上、日本共産党の穀田恵二氏らは、国会の制度のあり方にかかわる議論は全会派の参加と合意ですすめるべきだと強調。山岡氏が国会法改定を与党の多数の力ですすめる考えを公然と表明しており、そのために議会制度協議会を利用することは認められないと表明しました。
また、「政治とカネ」の問題をめぐり、野党が求めてきた小沢一郎民主党幹事長の証人喚問や鳩山由紀夫首相の資料提出などについて与党が一切応じていない現状を示し、これらを実現することこそ先決だと強調しました。
横路議長は、「山岡氏からは、この間の経過について説明を受けたが、国会法『改正』問題での議会制度協議会開催を確約したことはない」と発言。同時に、国会のあり方全般について、同協議会の場で「各党が幅広く議論していただきたい」との考えも示しました。
4野党側は、民主党が国会法改定のための議会制度協議会開催を主張している以上、「“アリバイ証明”のための協議会になる」(川崎二郎・自民党国対委員長)として、開催に同調できないとの考えを改めて示しました。