2010年4月16日(金)「しんぶん赤旗」
密約関係資料の公開を
米兵裁判権放棄問題で笠井氏
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笠井亮議員は14日の衆院外務委員会で、米兵犯罪での日本側の裁判権放棄にかかわる日米間の密約関係資料の公開を迫りました。
笠井氏は、この秘密合意などを収録した「合衆国軍隊構成員等に対する刑事裁判権関係実務資料」(1972年版・国会図書館所蔵)が今年2月からほぼ全面公開されたことを示し、「同資料の2002年版の公開については、日米双方の合意がないなどとして肝心の部分をスミ塗りにしている」と指摘。その内容は、72年版でその多くを知ることができ、もはや一部不開示の理由はなりたたないと全面公開を迫りました。
岡田克也外相は、「全体をよく把握した上でお答えしたい」とする一方で、「原則30年たてば公開するという考え方、例外的な場合にのみ公表しないというルールをつくり、今後は公開していく」と答弁しました。