2010年4月16日(金)「しんぶん赤旗」
消費者庁の事故調急げ
大門氏、設置具体化求める
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大門みきし議員は9日の参院消費者問題特別委員会で、消費者庁の基本計画に「検討」が盛り込まれた事故調査機関設置の具体化を急ぐように求めました。これに関連して大門氏は、国土交通省の昇降機事故対策委員会で行っている、京都市のエレベーター事故(2008年12月)の原因究明の遅れを追及。川本正一郎住宅局長は「これが原因だったのではないかという報告書をまとめる」と述べました。
大門氏は、「推測の報告書が出るだけだ」と述べ、対策委員会に権限がなく調査に限界があることを指摘。国交省の事故調査機関である運輸安全委員会の任務に昇降機事故を入れると前原誠司国交相が発言したことを示し、早急に具体化するよう求めました。川本局長は「法制化を考えていく」と述べました。
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