2010年4月17日(土)「しんぶん赤旗」

国民と労苦をともにする政治家

小池さん必ず国会へ

東京・練馬 市田書記局長呼びかけ


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(写真)市田忠義書記局長、小池晃政策委員長の訴えを聞く人たち=16日、東京都練馬区

 東京都練馬区の練馬文化センターで16日、日本共産党演説会が開かれ、市田忠義書記局長と小池晃政策委員長・参院東京選挙区予定候補が参院選の必勝を呼びかけました。

 党練馬地区委員会と地元支部は演説会成功に向け、案内を入れたポケットティッシュを駅頭で配ったり、町会や商店会など各種団体に参加を申し入れ、「共産党の政策を知りたい」という元自民党支持者など大勢の人が集まりました。

 小池氏は、練馬区で外環道青梅街道インター建設地域の町会が民主党の公約違反に怒り、計画の白紙撤回を求めていることを挙げ、「環境を壊し、財政を破たんさせる道路建設は許さないという声をあげよう」と述べ、大きな拍手を受けました。

 市田氏は、先日亡くなった作家の井上ひさしさんの「むずかしいことをやさしく、やさしいことをふかく、ふかいことをおもしろく、おもしろいことをまじめに、まじめなことをゆかいに、そしてゆかいなことはあくまでゆかいに」という言葉を紹介。「誰かにぴったりでは」と小池氏と重ね合わせ、「庶民の暮らしに分け入って、労苦をともにする政治家である小池さんを、みなさんの力で絶対に今度も国会に送ろう」と力をこめて訴えました。

 市田氏は、民主党の後期高齢者医療制度廃止の先送りとさらに悪い新制度の検討、沖縄の米軍普天間基地をめぐる迷走を「これほどの公約違反はない」と指摘。消費税をめぐっては日本経団連や経済同友会から10%以上の増税案が打ち出されるなか、それに呼応するように菅直人財務相や仙谷由人国家戦略相らが「使い道を間違えなければいい」(菅財務相)などと言い出したことを挙げ、「軍事費と大資産家優遇税制、法人税など『聖域』に手をつけないから、財源として消費税に行き着くのだ」と批判しました。

 市田氏はその上で、「雇用を守り、中小企業を支援し、社会保障を充実させるために(軍事費と大企業・大資産家優遇税制の)二つの聖域にメスを入れる。そうしたら暮らしも経済もよくなり財源も生まれる」との日本共産党が一貫して掲げている政策を改めて紹介し、参院選勝利で「今年を『ルールある経済社会』に向けた前進の一歩を刻む年にしよう」と訴えました。

 数年ぶりに党の演説会に来たという女性(85)は「沖縄で長い間、強引に基地を使ってきて、まだ造れというアメリカをとめてほしい。横暴です。今年(の選挙)はそのためにも頑張りたい」と語りました。演説会終了後仕事に向かうというタクシー運転手の男性(74)は「本土のマスコミが沖縄の痛みを報じないのはおかしい。安保条約を早く廃棄してほしい。共産党に頑張ってほしい」と話しました。





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