2010年4月20日(火)「しんぶん赤旗」

普天間基地

無条件撤去しかない

市田氏 徳之島集会は“画期的”


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(写真)記者会見する市田忠義書記局長=19日、国会内

 日本共産党の市田忠義書記局長は19日、国会内で記者会見し、18日に開かれた鹿児島県徳之島の「米軍基地移設反対集会」について、「画期的な意義をもつ集会だった」「米軍普天間基地問題では無条件撤去しかないことがいよいよ明らかになった」と表明しました。

 市田氏は、島民の約6割にあたる1万5千人が参加したことについて、「東京で言えば720万人が参加したことになる。それだけ怒りが満ち満ちているということだ。われわれは、普天間の苦しみは全国どこへ移しても同じだといい続けてきたが、それが島民の意思として示された意義は非常に大きい」と述べました。

 市田氏は、徳之島には、かつて旧日本陸軍の飛行場があり、特攻隊の中継基地になっていたこと、戦後8年間にわたって米軍占領下におかれていたことをあげ、「そこに殴り込み部隊の訓練場をつくるということになれば、政治的立場を超えて怒りが起こるのは当然だ」と指摘しました。

 また市田氏は、島が賛否で二分される危ぐがあるのではないかという質問に、「普天間の(海兵隊)訓練機能を徳之島にもってくるなどといって“対立”をつくろうとしているのは誰かといいたい。にもかかわらず、昨日の集会では多くの人が思いを一つに集ったのではないか」と強調しました。

 そのうえで市田氏は、25日に沖縄で10万人の参加を目標に開かれる県民大会(会場・読谷村運動広場)に、自身も参加すると述べ、「いよいよ沖縄と本土が連帯して、無条件撤去を求め、たたかいを強めていく時だ」と強調しました。





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