2010年4月21日(水)「しんぶん赤旗」

戦争反対・医療・農業

各界から共同の訴え

福岡 市田氏迎え演説会

仁比参院議員、しのだ氏決意


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(写真)会場いっぱいの参加者を前に訴える市田忠義書記局長=20日、福岡市博多区

 日本共産党福岡県委員会は20日、市田忠義書記局長を迎えた演説会を福岡市の福岡サンパレスで開きました。反戦や医療、農業などさまざまな分野で活躍する弁士が登場し、日本共産党との共同を訴えました。今夏の参院選で勝利を目指す仁比そうへい比例予定候補・参院議員、しのだ清選挙区予定候補は党躍進への支援を呼びかけました。

 会場は3階席もいっぱいに。ロビーまで参加者であふれました。

 演説会では、イラク戦争に反対して人間の盾として現地で活動した日本バプテスト連盟福岡国際教会の木村公一牧師が登壇。日本共産党は紛争の平和的政治解決を追求し、民衆の社会安全保障を最も優れた政治価値として追い求めており「この国の政治の希望です。行く方向を指し示す北極星です」と語りました。県保険医協会会長で松井内科小児科医院院長の松井岩美医師は、「平和あっての医療と考えている。平和的生存権をベースにした政党・個人を求めていくが、日本共産党への期待は大きいものがある」とあいさつしました。

 JA福岡中央会の花元克巳会長からは「共産党の農業政策(農業再生プラン)と我々のめざす農業政策との間に違和感はありません。日本の農業者、消費者のためにも、お互いが歩調を合わせて、新しい農政を作っていくことが大事だと思います」とのメッセージが寄せられました。

 仁比氏は、「所持金が尽きた青年が小倉の屋台で無銭飲食をして警察に突き出してくれといいました。人間をもの扱いする社会を私は許さない。構造改革の傷跡をふさがないといけない」と力を込めました。しのだ氏は「皆さんの暮らしや雇用を良くしてほしいとの願い実現のために頑張りたい」と決意を語りました。

 市田氏は、米軍普天間基地(沖縄県宜野湾市)の政府「移設」案として九州各地の名前が多数挙がっていることを指摘。「国際法にも違反して強奪した基地を別のものをよこさなかったら返さないという無理無体はない」と無条件返還が解決の道であると強調しました。

 雇用、中小企業、農業など暮らし経済問題で詳しく述べ、国民の願い実現の壁となっている日米軍事同盟絶対や、大企業優先の政治からの脱却という日本共産党の政策を縦横に語りました。

 飯塚市の女性(60)は「市田さんの話はとてもわかりやすく楽しかった。がんばれば参院選は絶対勝てる気がしてきた」と話しました。

 福岡市内の美容院に勤めている女性(66)は「演説会会場近くの職場から来ました。政治を前に進めようという共産党の姿に感心しました」と語りました。





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