2010年4月23日(金)「しんぶん赤旗」
井上ひさしさんの志を受けついで
「九条の会」6月に講演会
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「九条の会」事務局は22日、国会内で記者会見し、6月19日(土)に「九条の会講演会 井上ひさしさんの志を受けついで 日米安保の50年と憲法9条」を開くと発表しました。
講演会は、「九条の会」呼びかけ人で作家の井上ひさしさんが去る9日、がんのため亡くなったことを受けたもの。事務局長の小森陽一東京大学教授は、「井上さんは、『言葉の力で戦争を押し返す』運動に力を尽くされた。6月19日に予定してきた講演会を、井上ひさしさんの志を受けつぐ会として開催したい」と述べました。
また小森氏は、沖縄米軍普天間基地問題が正念場を迎えているとし、「日米安保と憲法9条の根幹にかかわる問題であり、いま起こっているさまざまな運動と連帯しながら、この講演会を成功させたい」と語りました。5月18日に「施行期日」を迎える改憲のための国民投票法については、「法律としての体をなしていない状況で、施行するのは問題がある」と批判しました。
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