2010年4月27日(火)「しんぶん赤旗」
少子化問題など提案
紙議員 「地域と行政、協力を」
参院調査会
日本共産党の紙智子議員は21日、参院少子高齢化・共生社会調査会で「少子高齢化とコミュニティの役割」などで意見表明と提案を行いました。
紙氏は、地域社会コミュニティーの発展にとって、自治会・町内会やNPOなどが連携協力するとともに、行政とも対等・平等の立場で多面的な協力関係を築くことが大事だと述べました。また、地方自治の発展が大切で、地方交付税の財政保障、財政調整機能を回復・強化することが必要だと述べました。
子どもの貧困問題では、先の調査会で福島瑞穂少子化担当相が、その対策や労働法制の規制強化等に取り組むと述べたことにふれながら、安心して子育てできる社会をつくるために、働くルールを確立することや親の経済的困難を軽減するなど、総合的な取り組みが必要だと述べました。
さらにドメスティック・バイオレンス解決のため、調査会が中心になって議員立法を作った経過を踏まえ、財政難で活動休止する民間シェルターへの財政支援や予防教育等、さらなる法改正が必要だと述べました。