2010年5月12日(水)「しんぶん赤旗」
地方自治体の臨時・非常勤職員
「雇い止め」ないよう助言
原口総務相
塩川議員に表明
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原口一博総務相は11日の衆院総務委員会で、地方自治体の臨時・非常勤職員について「『1年で雇い止め』することがないよう助言したい」と表明しました。日本共産党の塩川鉄也議員の質問に答えたもの。
塩川氏は昨年4月24日の総務省通知「臨時・非常勤職員及び任期付短時間勤務職員の任用等について」で、臨時・非常勤職員が「再度任用されることはありうる」とする一方で、任期が「原則1年以内」と明記されていると指摘しました。
その上で、こうした職員が保育士や給食調理員など、自治体の恒常的・本格的な業務を担っている実態を十分に踏まえるべきであり、通知を理由に機械的な雇い止めをすべきでないと求めました。
原口氏は「この通知には再度の任用は排除されないと明記されている。また、『雇い止め』のトラブルを事前に防止するために、任用時に勤務条件を明示するためのものだ」と答えました。