2010年5月13日(木)「しんぶん赤旗」

「5・16全国青年大集会」千葉市実行委

市長に 雇用改善申し入れ


 「おおっ」。応接室の扉を開けるなり、千葉市の熊谷俊人市長は8人の若者の姿に驚きの声をあげました。「『5・16全国青年大集会』千葉市実行委員会」は12日、熊谷市長に、青年をとりまく雇用・生活実態に関する申し入れをしました。日本共産党の佐々木友樹市議が紹介議員になりました。

 同実行委員長の山下友哉さん(24)=仮名=が、青年の雇用創出と相談窓口の充実、青年の家賃補助制度、千葉市独自の奨学金制度の創設などを求める申し入れ書を熊谷市長に手渡しました。熊谷市長は「私もこういう(若い)世代の市長ですから、積極的に協力すべきことだと思っています」とこたえました。

 申し入れに参加した青年たちは「職場で労働基準法が守られず、過密労働で体を壊してしまった」「仕事が見つからず路上生活で苦しんだ。自分と同じような人を生み出さない制度をつくって」と自分たちの経験を話しました。

 熊谷市長は「『派遣切り』などで『努力が足りない』という人に、『違うんですよ』と分かってもらいたい。市としても介護職の紹介などに取り組んでいる。行政と若者がつながる場をつくりたい。団結することは重要」と話しました。

 神部紅(じんぶ・あかい)さん(28)が「友人へのメールや街頭アンケートなどで集めた131人の声です」と「青年の仕事&生活実態黒書」を手渡しました。

 「『5・16大集会』へのメッセージを寄せてくれませんか」と尋ねると、「いいですよ」とこたえ、「5・16大集会」のポスターの各役所への配布と掲示も快諾しました。





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