2010年5月15日(土)「しんぶん赤旗」
看護師を増やして
東京でナースウエーブ
「看護師を増やして充実した医療を!」。東京医療関連労働組合協議会は14日、東京・新宿駅前で看護師の処遇改善と大幅増員を求める「ナースウエーブ」行動をおこないました。看護師や医師など272人が参加し、看護師増員や後期高齢者医療制度廃止を求める署名を呼びかけました。
「ナースウエーブ」は5月12日の「看護の日」にあわせ毎年とりくまれています。同協議会は、医療現場の人員不足が「医療崩壊」や「介護崩壊」を招く深刻な事態となっていると指摘します。
大学病院で働く看護師は夜勤の実態について「昔は3交代だったのに、今は多くの病院で2交代制。16時間以上の長時間夜勤です。仮眠も休憩も食事もなかなか取れない。看護師の負担が増え、体も心もボロボロです。こんな状態では患者の命を守れません」と訴え、看護師の大幅増員と労働環境・労働条件の改善を求めました。
とりくみには、4月に着任した新人看護師ら約50人も参加。1時間の行動で1662人から署名が寄せられました。
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