2010年5月20日(木)「しんぶん赤旗」
派遣法・最賃 要求掲げ
全労連が中央総行動
全労連と国民春闘共闘委員会は19日、労働者派遣法の抜本改正、最低賃金の引き上げなどを掲げて、東京・霞が関を中心に中央総行動にとりくみ、全国から集まった1500人が終日、要求実現の声を上げました。
市田書記局長あいさつ
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東京・日比谷野外音楽堂で行われた諸要求実現中央総決起集会では、要求を掲げた横断幕、色とりどりの組合旗が林立。
開会あいさつをした全労連の大黒作治議長は、「賃金底上げ、最賃大幅引き上げ、中小企業への支援こそ、景気を回復する道だ」と語り、大きなたたかいをよびかけました。
日本共産党の市田忠義書記局長があいさつし、「正社員化へ道を開く派遣法の抜本改正など、世界で当たり前のルールを実現させよう」と訴えました。
各団体の代表が、「政府の『地域主権改革』は国が定める最低基準を地方に丸投げするものだ」(自治労連)、「生計費試算運動で生活実態調査を行った。地域の最賃を引き上げたい」(静岡県評)、「生活保護水準を下回らない賃金を実現するよう奮闘したい」(生協労連)と語りました。
集会に先立って、国会前での「派遣切り」とたたかう労働者たちの座り込みや厚生労働省前での行動にとりくみました。集会後、国会に向けてデモ行進しました。