2010年5月22日(土)「しんぶん赤旗」
小沢氏の喚問不可欠
再度不起訴処分 穀田氏が見解
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日本共産党の穀田恵二国会対策委員長は21日、東京地検が民主党の小沢一郎幹事長を再び嫌疑不十分で不起訴処分としたことについて記者団に問われ、「司法とは別に、国会の責任は引き続き重大だ。虚偽記載問題にとどまらず、公共事業にかかわる『天の声』やゼネコンのヤミ献金にかかわる一連の疑惑に関して、真相解明と政治的・道義的責任の追及が求められている。国会の場での証人喚問が必要だ」と述べました。
穀田氏は、不起訴処分について「疑惑が晴れたのではなく、あくまでも嫌疑不十分だといっているだけだ。検察審査会が再度審議することになるが『国民目線』に立った判断を期待する」と語りました。
その上で、NHKの世論調査で小沢氏の国会の場での説明について、「必要がある」と答えた人が8割に達したことを指摘し、重ねて証人喚問の重要性を強調しました。