2010年5月23日(日)「しんぶん赤旗」
憲法再発見し生かす
フェス 600人参加
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「私の憲法」をテーマに22日、東京都内で24回目の憲法フェスティバルが開催され、約600人が参加しました。弁護士らでつくる同実行委員会の主催。
主催者を代表して開会のあいさつに立った下林秀人弁護士は、雇用や生活破壊が深刻なことに触れながら、「生きていく上で欠かすことのできない憲法の原則を再発見し、活用しよう」と呼びかけました。
ピアニストの崔善愛さんとチェリストの三宅進さんが演奏しました。チェロをひかないことで戦争を拒否したカザルスと侵略された祖国ポーランドを思うショパンを紹介し、平和と憲法の大切さを彼らの曲に込めました。
ジャーナリストの堤未果さんは9・11同時多発テロの後、米国でつくられた法律により言論の自由が奪われ、貧困層の子どもたちが入隊している実態を告発。日本でも法制局長官の答弁をなくし、与党による解釈改憲を可能にする「国会改革」法案の提出が強行されたことを指摘し、「『何があっても憲法を守る』という誓いを全国会議員にしてほしい」とのべました。
劇団・青年劇場の有志が主権在民を宣言する「見よぼくら一銭五厘の旗」などを朗読しました。
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