2010年5月26日(水)「しんぶん赤旗」
石綿泉南訴訟 控訴断念迫る
政府に共産党議員団
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日本共産党国会議員団は25日、国会内で小沢鋭仁環境相と長妻昭厚生労働相に対し、アスベスト(石綿)による健康被害で国の責任を初めて認めた大阪・泉南アスベスト訴訟での大阪地裁判決(19日)を受け、国は控訴しないように要請しました。
小沢環境相に対しては、市田忠義書記局長・参院議員が吉井英勝、宮本岳志両衆院議員、山下芳生参院議員とともに要請文を手渡し、危険性を知りながら対策を怠ってきた国の不作為責任を認めた判決に従い、控訴せず賠償金の支払い、被害者救済を図るように求めました。
長妻厚労相には、同様の申し入れを吉井、宮本、山下の3氏が行いました。