2010年5月27日(木)「しんぶん赤旗」
冷たい窓口是正を
政策金融公庫 佐々木議員
衆院委
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日本共産党の佐々木憲昭議員は21日、衆院財務金融委員会で日本政策金融公庫の冷たい窓口対応の是正を求めました。
佐々木氏は、昨年12月に中小企業金融円滑化法が実施されて以降、金融庁が民間金融機関に対し貸付条件の変更やさらなる融資などの相談に、従来以上に前向きに応じるよう指導しているにもかかわらず、政府系金融機関である日本政策金融公庫が中小業者に「2〜3カ月売り上げを伸ばし、きちんと支払いするなど誠意を見せたら相談に応じる」などの対応を行っていると批判しました。
日本政策金融公庫・安居祥策総裁が「財務状況や経営実績だけでなく、経営実態をきちんと把握して相談に乗っている。職員にはお客様を大事にするよう徹底している」などと答弁しました。
佐々木氏は答弁と実態がちがうと強調。「8年間で2〜3回、1〜2日くらい返済が遅れただけの業者が、信用にかかわり追加融資は難しいと断られた」「あなたには融資しないので、別の信用金庫や大手銀行に当たってくれ」など、同金融公庫の窓口で冷たい対応をされた実例をあげて調査と是正を求めました。
安居総裁は「調べて、もし問題のある事例があれば是正したい」と約束しました。