2010年5月28日(金)「しんぶん赤旗」
乱暴な委員会運営
総務委員長解任決議案 塩川議員が賛成討論
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衆院本会議は27日、近藤昭一衆院総務委員長の解任決議案を採決し、与党の反対多数で否決されました。同決議案は自民、共産、公明、みんなの4野党が共同提出したもの。
日本共産党の塩川鉄也議員が賛成討論に立ち、25日の同委員会で放送法改定案を、「野党の質疑権を封殺して、採決を強行した」と批判。「委員会の公平・公正な運営をつくすべき委員長の職責を投げ捨てたものだ」と述べました。
さらに、民主党が同法案の緊急上程を見越して、同日午後1時に予定されていた本会議を延期したことについて「前代未聞の珍事」と指摘。その背景に「郵政法案と派遣法案は何が何でも押し通す」という民主党・小沢一郎幹事長の意向があるとして、「幹事長指示が発せられるやいなや、それまでの与野党協議や経過を投げ捨て、強行に走る、議会制民主主義を踏みにじって恥じない民主党の姿勢を糾弾する」と強調しました。