2010年5月29日(土)「しんぶん赤旗」
郵政法案
与党が採決を強行
衆院総務委 質疑わずか6時間余
民主党は28日、衆院総務委員会で郵政「改革」関連法案の採決を強行し、与党の賛成多数で可決しました。
同法案はこの日の委員会で趣旨説明され、審議入りしたばかりのもので、質疑時間は与野党合わせわずか6時間余でした。民主党の近藤昭一委員長も重要だと認めていた公聴会や参考人質疑も行わず、野党が要求した資料も提出しないままの採決で、まさに前代未聞の暴挙です。
野党側は同日の理事会で採決はやめるよう繰り返し要求しましたが、民主党理事は「私の権限を超える党の方針があり、採決しないとは答えられない」の一点張り。同党は質疑終局動議を出し、委員会室が騒然となるなか、採決を強行しました。
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