2010年5月30日(日)「しんぶん赤旗」
開業医の要望を政治に
市田書記局長が保険医協会と懇談
川内氏も同席
滋賀
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日本共産党の市田忠義書記局長は29日、大津市内で、滋賀県保険医協会の太田志朗理事長ら同協会理事と懇談しました。
奥谷和美県委員長、川内たかし県書記長(参院選滋賀選挙区予定候補)、森茂樹県議団長、西川仁、節木三千代両県議が同席しました。
太田理事長は、▽開業医に対する地方厚生局の審査・指導・監査の改善▽薬品や医療機器に税金をかける消費税増税の反対▽歯科医療の抜本改善―などを求める要望書を提示しました。
太田理事長は、「審査・指導・監査に費やす予算と人材は医療現場に使うべきです」と指摘。「人の命にまで税金をかける消費税増税は反対してほしい」と求めました。
市田氏は、「圧倒的多数の医師はまじめに保険診療を行っているが、審査・指導・監査は頭から『不正受給』と決め付けている」と述べ、やめさせるため引き続き追及していくことを表明。日本共産党は医薬品の消費税還付を政策に掲げていることを紹介し、「消費税についても要望にそってがんばりたい」と答えました。
野村信人副理事長は、診療報酬が低く抑えられ「ワーキングプア」ともよばれる歯科医師の実態を訴え、「保険点数の引き上げなど、歯科医療の抜本的改善をお願いしたい」と要望しました。
市田氏は、小池晃参院議員をはじめ党国会議員が低すぎる保険点数の引き上げを求め取り組んできたことを伝え、「国民が安心して歯科医療を受けるためにも、歯科医療の抜本改善のため全力をあげたい」と答えました。