2010年6月1日(火)「しんぶん赤旗」
経済産業委員長解任決議案
吉井議員が賛成討論
与党が否決
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衆院本会議は31日、東祥三衆院経済産業委員長の一方的な運営をめぐり、同委員長の解任決議案を採決し、与党の反対多数で否決されました。同決議案は共産、自民、公明、みんなの4野党が共同提出したもの。
日本共産党の吉井英勝議員が賛成討論に立ち、25日から26日にかけての東委員長の運営を批判しました。
吉井氏は、25日の理事懇談会で与野党間で一致した内容は、26日の委員会で(1)一般質疑をおこなうこと(2)北朝鮮制裁措置承認案件について趣旨説明を聴取する―の2点だったにもかかわらず、東委員長が、(3)同承認案件の質疑(4)採択(5)独占禁止法改定案の趣旨説明―を加えた“5階建て”の日程を、職権で強行したことを「まさに異常といわざるを得ない」と指摘しました。
さらに、東委員長が11日にも強引な運営を行い、委員会を混乱させたことを取り上げ、18日の委員会を経てようやく正常に踏み出したところだったにもかかわらず、強行を重ねた東委員長に「資格があるのかが問われている」と批判。「立法府たる国会の役割を委員長自らが放棄したもの」だと強調しました。
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