2010年6月3日(木)「しんぶん赤旗」
待機児童 解消して
署名291万人分 国会に提出
小池議員あいさつ
待機児童解消と保育施策の拡充を求め、2日、国会内で署名提出集会が開かれ、請願署名約291万人分を国会に提出しました。主催したのは、保育制度の解体を許さず保育の公的保障の拡充を求める大運動実行委員会(よりよい保育を! 実行委員会)。
同実行委員会は、待機児童問題の解消、保育所最低基準は廃止・地方条例化でなく国が責任をもって確保し改善すること―などを求めています。
全国保育団体連合会(全保連)の実方伸子事務局長は「最低基準の問題などを国民に伝え、社会的関心を広げてきました。さらに運動をすすめていきましょう」と述べました。
集会では、新日本婦人の会、自治労連、福祉保育労、全保連から代表者が発言し、保育の実情を訴えました。
日本共産党を代表してあいさつに立った小池晃参議院議員・東京選挙区予定候補は、鳩山首相の辞任表明にふれ、「社民党と民主党内に迷惑をかけたと言うが、一番迷惑をこうむったのは、国民だ」と批判。「待機児童は詰め込んで解消するものではない。保育所をつくって解消するものです。切実な待機児童解消のためにがんばっていきましょう」と述べました。