2010年6月13日(日)「しんぶん赤旗」
消費税増で福祉とは
民放テレビで山下氏批判
日本共産党の山下芳生参院議員は11日放映の日本テレビ系「太田総理…秘書田中」に出演し、各党の議員らと議論しました。
経済政策をめぐる議論のなかで、山下氏は、菅直人首相の「強い経済、強い財政、強い社会保障」という発言にふれ、「社会保障と菅さんはおっしゃっているが、同時に消費税の問題も結構踏み込んでおっしゃっていた。これを引き上げて、福祉の財源にするほど本末転倒なことはない」とのべました。
日米関係をめぐって、自民党の塩崎恭久元官房長官が「(米政府は)鳩山さんと話してもしょうがないということで短時間の首脳会談になった」とのべたのにたいし、山下氏は「それは鳩山さんのときだけのことではないですよ。前の自民党政権時代から、日本の外交には独自性がない。普天間(基地)の問題でも。鳩山さんから菅さんに代わっても(何も)言えていない」と発言。民主党の柚木道義議員が「菅さんはまだオバマ大統領と電話会談をしただけだ」とのべたのにたいし、「電話会談で、オバマさんに『鳩山さんの合意どおり普天間はやる』といってしまったではないか」と反論しました。