2010年6月14日(月)「しんぶん赤旗」
朝鮮文化財返還でシンポ
ユネスコ精神で誠意を
笠井議員
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「韓国・朝鮮文化財返還問題を考える」シンポジウムが12日、東京都内で開かれ、日本共産党の笠井亮衆院議員が参加しました。「朝鮮文化財返還問題を考える連絡会(準)」が、朝鮮半島から海外に流出した文化財の返還問題にかかわっている市民団体間の協力を強める目的で開催しました。
笠井氏は報告で、植民地支配期に日本に持ち出された李朝時代(1392〜1910年)の王室儀典記録「朝鮮王室儀軌」(宮内庁所蔵)の返還のために韓国の市民団体や国会議員らと超党派で協力していると紹介。今年が韓国併合100周年であることや、4月にエジプトで25カ国代表が参加して略奪された文化財の返還を求める国際会議が開かれたことを挙げ、「文化財返還の機運は高まっている」と指摘しました。
また、「文化財は原産国へ」という国際連合教育科学文化機関(ユネスコ)条約の精神に従い、日本政府が誠意を見せれば日韓友好が強まると語りました。
このほか、4月に結成された民主党の「戦後補償を考える議員連盟」事務局長を務める石毛えい子衆院議員が発言しました。
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